加賀屋のおもてなしの心は、いつもお客様の満足を第一に考え動いた、故先代の女将小田孝の信条から生まれました。 小さな気くばり、心くばりを基本にした客室係のサービス。 そして、今ではどこでも見られる習慣、女将によるお部屋回りの挨拶は、ここ加賀屋で始まりました。
小田孝は、お客様には「できません」とはいわないようにして、一人一人のお客様と真剣勝負をするつもりで、 サービスにあたりました。
その心が、今も受け継がれ、加賀屋・あえの風でなければ体験できない「心のこもったおもてなし」として、 いつまでも変わらず、お客様に愛され続けています。
加賀屋の伝統のおもてなしの一つ、お出迎え。
到着時から、安心して身をゆだねていただけますよう、心を込めてお出迎えさせていただきます。
心地よさを感じていただけるかどうか、それが大切だと私たちは考えています。
お客様に「ノー」と言わない正確性とホスピタリティ
お客様に「ノー」と言わないその正確性とホスピタリティはまさに加賀屋の心です。「またくるね」とお客様に満足して頂くことが私たち社員の喜びであり誇りです。
そのために「お客様の期待に応える」「正確性を追求する」「おもてなしの心で接する(ホスピタリティ)」 。
このような基本理念にのっとり、お客様が求めていらっしゃることに、 さりげなく応えるという加賀屋のおもてなしの心が、今日の加賀屋を築いています。
“元気でやってるかい”は、加賀屋創業80周年を機に発行された書籍。先代女将、故・小田孝がおもてなしの心と若き日の苦労を語っています。
小田孝が築いた加賀屋のおもてなしの精神をいつまでも受け継いでいきたいとの思いから、ホームページに内容を転載させていただきます。ご一読いただければ幸いです。
- 01.まえがき
- 02.心を語る
- 03.わくら、わくらと家なら七ツ…。
- 04.加賀の出だから加賀屋と…。
- 05.庭を草履で歩きたい…。
- 06.アンチが十歳になったら津幡へ帰る―。
- 07.女系家族・四人姉妹の私。
- 08.セーラー服のハイカラ女学生。
- 09.身体がキツイぞ、大丈夫か?
- 10.お客様の座布団に座った女将。
- 11.何が何でも一流旅館に…。
- 12.戦時中も細々ながら旅館経営が。
- 13.進駐軍、来たる―。
- 14.女中さん、部屋にこもる。
- 15.膝のすり切れた着物。
- 16.呼帆荘の名付け親はおまわりさん。
- 17.“声なくして人を呼ぶ”経営。
- 18.お前に騙されてみるか…。
- 19.感涙とともに両陛下をお迎え。
- 20.私は“バケモノ”とも言われましたが
- 21.今は、母親として幸せです。
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